消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

日本の経営者、政府は、労働者に「働いて貰ってる」ことを忘れてる

タイトルに

「日本の経営者、政府は、労働者に「働いて貰ってる」ことを忘れてる」

とつけさせてもらって、

まさしくその通りのことを書いてるツイートを引用させて貰うけど、

「本来なら、お願いしてでも、20-40代なんて安定雇用で全員働いて頂いて、

結婚してもらって子供最低2人以上、出来れば3-4人産んで貰わないと困るのに、

その現役世代が、最初の就職すら悲壮感漂わせながら

必死に求職活動しないといけなくて、つまづくような社会にしてしまった」

https://twitter.com/mootod/status/1440919863594156033?s=21

 

こちらのリンク先に全て書いてある、のだけれど、

まぁ私の拙い言葉でも重ねてみるに、

 

多分…社会を動かしている、影響を及ぼしている、

政治家、経営者、高額所得者や働かなくても資産を持ってる富裕層の人々、

この人々が、

おそらく殊に日本国内のこれら影響力ある人が勘違いしてるのは、

「全体で国家、経済である」

と言う点なのだろう。

 

自分さえ良ければいい、

自分の周りさえ金があれば良い、

周りの貧しい労働者たちは、ただ働いていればいい、と考えている。

「ただ働いていればいい」という部分は正解であるはずだが、

働いても働いても幸せにならずに満たされずにいたら、死んでいく。

死んでいくと生産力が下がっていく。

 

先に、どこかの経営者が「45歳定年説」を発言したらしいが、

45歳でも50歳でも60歳でも、

働いてくれてる方が、国家、社会にとっての生産力になる。

ゼロでなければプラスである。

 

むしろ、45歳で労働から引退し生産しなくなるなら、

(それ以降の人生を幸福に暮らせるだけ稼げる社会なら有難いが)

非生産者を大量に増やすべき、という発言であったわけである。

 

消費、がなければ経済は回らない。

インカムがあるから、消費する。

インカムが無ければ消費を渋る。

渋れば経済は停滞する。

政治家も、経営者も、富裕層も、

貴様らだけで経済が回せてるなら結構な話だが、

圧倒的多数の国民の消費こそが、経済力である。

 

そんな単純な事実としての構造に気づいていれば、

「どうか働いてください」

そして

「どうか稼いでください」

「稼いで消費してください」

と考えなければならない。

 

消費がなければ企業のインカムにならない。

企業のインカムがなければ企業は潰れて税金という国の「血流」が減る。

 

みんなが稼いで、みんなが消費して、みんなが笑顔の社会の方が、経済は発展し、経営者も富裕層もより幸せになれるはず、なのである。

それを理解していないのか?

 

労働には「剰余労働」が存在する、とマルクスあたりが証明した。

富裕層と経営者は剰余労働があるから儲かるのである。

なのに労働させない、しにくい社会を作ろうとしてるのがあまりに愚か。

自らのインプットを減らそうとしてる心の狭さと視野の狭さ。

 

…という構造なのに。

誰かと差をつけなければ、自らの優位性を感じられないのは、

醜いだけではない、

社会の害悪だよなぁ、とつくづく。

思う。

の巻。