消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

Apple が合わない人間

メモリ・オーディオ・プレイヤーとして
世界で圧倒的なシェアを誇る「iPod
その影響から、当然PC上の音楽曲管理ソフト「iTunes」も
相当なシェアを得ていることだろう。

iTunes」によって音楽曲を気軽に購入できるネットショップ
「iStore」も尋常ならざる売り上げを計上している。

つまるところ、世界的に圧倒的に支持されて、
圧倒的に成功している「iシリーズ」

だから、
もちろん、
わかっているけれど、
問題があるのは俺の方、ユーザの方なのだろう。
同じような石ころが集まっても、
大概二つか三つ、異質なものが混ざりこむものだ。

慣れない私の方が悪いのだ。
使えない私の方が悪なのだ。

とは思うものの……

Apple製品があわない。とことんあわない。
だったら使わなければ、
というほど単純ではない。
残念なことだけれど、Apple製品は、一度使い始めたら、
なかなか離れる事が出来ない「拘束」がある。
DRM」ってヤツで、iTunes で取り込んだデータ、iPod などのデータは、
もう他のソフトで使えない、という例の「あれ」だ。

不満をたらたらいいながら使い続ける事になる。

けれども、これだけ世界中で愛されているソフトウェア、ガジェットの、
何が体にあわないと言うのだろう?

まず、スティーブ・ジョブズApple社CEO)の考え方が合わない。
プロダクト・デザインにこだわるかれは、とにかくシンプル、
ボタンを減らす実装を好む。
iPod の真ん中のボタンを、開発者たちが必死で説得してなんとか取り付けたのは
有名な話で、
彼に任せていたらあの、ホイールボタンしか残らなかったことになる。
多分、ユーザビリティの低下は尋常ではないことだろう。

象徴的なのが「iPhone」だ。
日本で発売されていないけれども、これはボタンがひとつのみ。
果たしてどんな使い勝手なのか・・・

カトウとしては、ボタンはあってもかまわない。
ちゃんと考えられて配置され、役割を与えられたボタンは充分使いやすい。

iPod を使っていて、
なぜ「早送り」と「音量を上げる」行為を、
同じインターフェースで行わせたがるのかわからない。
なぜこちらが選ばなくてはならないのか。

(これは慣れだと思うけれど)
あのホイールの回し具合にもなれない。
曲を選ぶ時など、必ず行き過ぎてしまう。
歩きながら曲を選択するときはなかなかの緊張感をもって「くるくる」回さねばならない。


iPod の母体となる iTunes
プログラマーとして、Windowsユーザとして理解のできないインターフェース、仕様が多く見られる。
メモリの使いすぎに関してはもうあちこちで文句言ってるが、
とにかくこれは大声でいいたい。
「なぜミニプレイヤーにする機能が『表示』ではなく『詳細』にあるのか」

詳細、じゃないだろう・・・

「重複する曲の表示」も、なかなか不親切な機能だ。
せっかく表示できるのなら、重複分だけ「手軽に」削除する機能はないのか。
なぜ、一覧表示されたものを、
「一個一個クリックして消さねばならんのか??」

Ctrl キーを押しながらクリックすれば、いくつか選ぶ事ができる。

そうじゃないだろ?
そうじゃないだろ、アップル。
ユーザがやりたいのは「一気に消す」ことだ。
ちんたらクリックしたくなんかないんだ。

これが「重複する曲を、一曲を残して一気に選択できる」機能だったら、
どれだけ良かったか。
「重複する曲」表示にし、「一曲隠す」コマンドでもあったなら・・・

不思議なほどApple 製品とソリが合わない私。
使った事はほとんどないけれど、
マックもあわないのだろうなぁ。