デジタルフォトフレーム、稟議通らず（画像ビューワ比較検討）

昨今流行ってると聞くデジタルフォトフレームを妻に提案したが却下された。
せいぜい2万なのに「高い」って……。
自分はウン万もする靴ねだるくせに……（妻曰く、女とはそーゆーもの、とか）

ただ妻の言い分は至極的を得ていて
「そんなの、使ってないPC でスライドショーしてりゃいいじゃん」という。
まったくもってごもっとも、としか言いようがない。

何かしようとするときに新しいものを導入しようとしてしまうのは男の
あるいはシステム屋の
あるいは俺の悪い癖で

現存するものを使えば十分にことがたりるものなのに
新しいおもちゃをほしがってしまう。
反省した。

デジタルフォトフレームとはその名のとおり写真たてで
主にSDカードに撮りためた写真、動画をつっこんで再生する
まったくなんでもない機械だ。

しかしメディア価格が下落しているとはいえSDカードは有料、
おまけに2G、せいぜい4G という世界である。
（もっと上の容量は高すぎて現実的ではあるまい）

パソコンであればハードディスクにうんざりするほどデジカメ画像が保存できる。
ディスプレイさえ適当な大きさ、位置におければ文句なくデジタルフォトフレーム、
いやそれ以上の使い勝手である。

というわけで使っていないでホコリをかぶっていたPC を居間にもってきた。
CD に焼いた写真をこつこつHDD に戻す。

さて問題はスライドショーを実行するアプリの選別である。
今回は試行錯誤の中で下記フリーソフトを試すこととなった。

Picasa
Irfan
VIX
Windows メディアプレイヤー
Hamana

結論から言うと「VIX」の勝利で終わった。
決め手はビデオ再生。
どちらかというと写真より動画を撮ることが多い加藤家には動画再生機能が必須。
上記それぞれに再生機能はあるのだがランダム性、下層フォルダ選択などで
VIX が圧勝した。

では個別の評価を。

まじで危険なアプリ。インストールする場合はそれなりの覚悟がいる。
インストール時にPC 内の画像検索の対象を選べるのだが、二択しかない。
「検索しない」が選べない。

どう危険かというと、今回用意したPC は嫁のもので嫁の古い画像が入っていたのだが
このPicasa、
知り合う前の画像まで次々と「勝手に」見つけ出してくるのである。
止める術、なし。

知りたくなかった過去、見たくなかった写真などの可能性がある各人におかれましては
（大抵そういう過去があるものだが）
このソフト、とても薦められない。

昔の男とのラブい写真まで発掘してくれて
加藤家に気まずい空気が流れたのは言うまでもない。

使い方もなんかわかりにくいので却下した。

Ifran

画像ビューワで探すと必ず出てくる超有名ソフト。
何かが色々良いらしい。
使い勝手も良く軽いのだが、
どうしても動画（avi）ファイルの再生をすることができなかった。

↓こちらのページ最下段に再生させるための方法があるのだが
http://takuki.com/dennou/46-IrfanView.htm

一度成功したものの、別ファイルに移るとまたエラーが出るようになってしまった。
残念だったがあきらめた。

スライドショー機能の特筆すべき点は、スライドショー対象のファイルを
テキストファイルにて一覧化して管理する点。
つまり画像を入れたフォルダを編集することなく、
アプリで再生対象ファイルの選別ができるのだ。

加藤家には18禁の画像が多いのでこの仕組みは使えそうだったが…･･･あきらめた。

VIX

エクスプローラ・ライクの画像ビューワで動画の再生も申し分なし。
初期状態だとなぜか動画表示が小さかったり
再生中に設定変更すると落ちたりと多少の不安定さはあれど
設定が決まってしまえばまったく問題なし。

スライドショー中に余計な文字列（ファイル名）を表示しない点も好印象。
でもマウスカーソルが消えないのはなぜだ？
端っこに寄せれば済むことだが。

Windows メディアプレイヤー

動画再生だったらこれかなー、と使ってみたが動画だけしか再生しない。
写真のほうは表示してくれないらしい。
却下。

Hamana

もともとはJPG化したコミック画像を見るためのビューワで
私もエロ同人誌を読むときには重宝しているのだが
実は動画再生もいける。

スライドショーの際の切り替わりのエフェクトがやたらとたくさんあって
それも非常に気に入っているのだが
フォルダ構造に弱かった。

写真はいくつものフォルダにわけて整理しているのが普通だと思うが、
ひとつのフォルダ内しか再生対象にならず、繰り返し再生もしてくれない。
しかもどうやらランダム再生もできない模様。

気に入っているのだが今回の用途にはあわないと判断した。

以上の旅を経て「VIX」にたどりついた。
デジタルフォトフレーム検討中の方はこちらも検討されてはいかがだろう。

消えかかる記憶の寝言3