消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

やぶ蚊 VS リンデロン

やぶ蚊の小憎たらしさといったらない。

7年ほど前、かかとの辺りを刺された。
ムヒなどで対処しようとしたものの
あまりのかゆみに耐え切れずかきむしった。

その箇所はなんか青紫になって陥没して、
大げさではなく事実2年間、ずっとかゆかったように思う。


やぶ蚊。
茶色くて大きくて、一般に屋外で見られることが多い蚊。
室内に侵入して夏場我々を苦しめる黒い蚊は「イエ蚊」といわれ
区別される。

刺されればどちらもかゆいのだけれどもその破壊力が段違い、
やぶ蚊はもはや恐怖の代名詞として人々の記憶に刷り込まれている。

私は理由がまったくわからないのだけれども非常に蚊に刺されやすい体質で、
O型の妻が無傷で平気な顔をしている横でとんでもないことになったりしている。

思い起こせば子供の頃からその傾向は強く、
我が家はAB 型家系なのだけれども同じ血液型でありながら
やはり私が一番刺されていたものだった。


さてしばらくヤブに近づかず、
都心で暮らしているためもあるのか、やぶ蚊と無縁の生活が続いた。
しかし、奴は来た。


自宅マンションは超近代マンションで、神田川が近いが藪はないので蚊はあまり沸かない。
やぶ蚊に刺される要素など何もねぇ、ってことが言いたいのだが
今年もう既に二匹と遭遇している。相当なハイペースである。


何が許せないって、今年の頭に左手を骨折し
腕にはキャプテン・ハーロックさながらの傷が見事についているのだけれど
その治り掛けの傷の上をご丁寧に刺していった事が許せない。
小学校高学年の女子グループの中心人物のような性格の悪さである。


腹が立ったのでドラッグストアにゆき
ありったけの「対蚊兵器」を購入、
この世の蚊をすべて滅ぼすほどの煙や薬剤を家中にばらまいた。


……おかげで喉を痛めて大変辛かった。
薬剤の中にはのどを痛める成分もあるらしい。


そこまでやったのにやぶ蚊に刺されるの巻き。
調べたところイエ蚊とやぶ蚊、効く成分が違うんだとか。
ええい、憎い。



刺された箇所はわざわざ骨折している左手に、実に四箇所。
あまりのかゆさに仕事にも集中できず悩んでいた。


そこに、皮膚の炎症に効く薬、「リンデロン」を塗ってみた。
私の肛門用に処方された薬だったのだが
いや、これは個人情報だった、そこまで話す必要はないだろう、俺。


リンデロンすげぇ!
いやマジですごい。
数時間おきに塗布したのだけれど
たった一晩で圧倒的な「鎮圧」である。


まだ完治には遠いけれども
拳を握り締めたくなるほどのあのかゆみはどこへやら。


こ、これは救世主かもしれないぞ……。
いやリトルブッダだ。いや次期サイ=ババだ!
不浄の浮世を清め沈める聖なる乙女ジャンヌ=ダルクが聞いたという福音だ!!


もう、これは本当にお勧めです!!
「リンデロン」
人類はついに救われるかもしれません。


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