SAYONARA Vista!! New age come here!!
2007年、購入選択肢の少なかった当時、
原稿を書くためのノートPC が突然破損してしまったため、
私は地雷と知りながらWindows Vista 搭載パソコンを購入した。
それは長く苦しい時代の始まりであった。
自ら踏んだ地雷の後遺症に、私は長く苦しまされることとなった。
その過去が私に二の足を踏ませたのは言うまでもない。
「どうせ」
信じて裏切られるぐらいなら、最初から愛さない。
私の心は冷たい氷のよう。極点から消えることのない凍土のよう。
春が来ることなど信じることはできなかった。
だってあなたはあたしを何度苦しめたと思っているの？
Windows 98 に慣れ親しんでいた私に、あなたはMe を投げてよこした。
Windows 2000 の奇跡のような快適さを、あなたは初期 XP で蹂躙した。
SP2 を経てようやく平和になった我が家に、あなたは再び現れた。
その手に握られていたのは
VISTA！ VISTA ！
希望という名の絶望！
VISTA！ VISTA！
旅と称した苦難！
私も信じたかった。信じようとした。これだけ傷つけて、まだなお私を苦しめるの？
Windows 7 発売から四ヶ月。
丁度四ヶ月前の10月22日。
私にはもう、信じる心は残っていなかった。
VISTA！ VISTA！
それでも私は進むしかなかった。
VISTA は私を苦しめ続けた。
ちょっとファイルをコピーするだけで砂時計になった。
バックアップなぞしようものなら予測を29時間と投げて返した。
起動している間に顔を洗いにいくようになった。
ミスクリックが歯噛みするほど悔しかった（アプリが起動するのが遅すぎるため）
もうこの人で我慢しよう、期待しちゃいけない、期待はいつも私を傷つける。
そんな私の態度を鼻で笑い、
VISTA は日を追うごとに堕していった。
最初だけ美しかった妻みたいに、ついにAERO を停止し、Windows クラシック表示に変えた。
休日は横になってテレビを見ているだけの夫のように
何度も言わなければiTunes を起動してくれなくなった。
そしてなぜかIE がコアを吐くようになった。
多分最初から、離婚、慰謝料目当てだったのでしょう。
私はつかれた笑いを浮かべながらWindows 7 を手にしていた。
わかっているわよ。お金が欲しいんだものね、Microsoft は。
VISTA を買ったら 7 を買えってことよね。この先も、その先も、
ずっとお金を取り続けるのでしょ。
だけど、
SAYONARA、VISTA。
わかってるわよ。お金が欲しいならくれてやるわよ。最初からそういえばいいのよ！！
こうして私はWindows 7 を手に入れた。
移行に半日以上かかったけれど、もう私の心は何も感じない。
起動時に8592 の更新を勝手にインストール始めたけれど、
あばたもエクボ、不具合も愛情よね。手がかかるほうがかわいいっていうし。
ご自慢の新タスクバーは、あたしが唯一愛していた「クイック起動ツールバー」を
何の未練も無く捨ててくれたのね。
自慢げにエクスプローラのトップを占有している、ライブラリ、って何？
随分とエクスプローラの複数起動をしにくくしてくれたわね。
タスクバーのグループ化は残してくれてるみたいだけれど、どうして数字を取ってくれたのかしら？
ちょっと起動しただけでこれだけ文句を言える、あたしって口うるさいおばあさんみたいかしら？
そうよね。ただ安定してセキュアなWindows 2000 が欲しいだけなんだ、だなんて
あたしの方が贅沢よね。ごめんなさい。
今時分、AERO で透き通ってないインターフェースなんて笑われちゃうもんね。
エクスプローラの下に一生読まなくても気にならないフォルダ説明をしてくれるあなただもの、
コントロールパネルのアイコンだけ、ワンクリックでひらいてくれて当然よね。
ようやくタスクバー内での移動ができるようになったんだもん、
アプリ名が表示されないことぐらいで文句言わないわ。アイコンで全部判断できるものね。すべて。なんでも。
それからそれから・・・・・・・
あー、
我ながら愚痴っぽいとは思いますが、
Windows 7 使用一時間でこれだけ小言が出てくるとは思いませんでした。
操作性は快適です。そう、XP ぐらいは快適です。
でもそれって、新しく手に入ったものじゃなくって、あなたが奪ったものでしたよね、MSDN さん。
でも今のところ、VISTA という苦行から開放されたので、
割合ありがたく楽しんでいます。
次はOffice 2007 を元に戻してほしいなぁ。もちろん、金はとるんでしょうけれどね。
SAYONARA、VISTA！
でもつぎは、
SAYONARA、Microsoft！
そうならないように祈ってます。
原稿を書くためのノートPC が突然破損してしまったため、
私は地雷と知りながらWindows Vista 搭載パソコンを購入した。
それは長く苦しい時代の始まりであった。
自ら踏んだ地雷の後遺症に、私は長く苦しまされることとなった。
その過去が私に二の足を踏ませたのは言うまでもない。
「どうせ」
信じて裏切られるぐらいなら、最初から愛さない。
私の心は冷たい氷のよう。極点から消えることのない凍土のよう。
春が来ることなど信じることはできなかった。
だってあなたはあたしを何度苦しめたと思っているの？
Windows 98 に慣れ親しんでいた私に、あなたはMe を投げてよこした。
Windows 2000 の奇跡のような快適さを、あなたは初期 XP で蹂躙した。
SP2 を経てようやく平和になった我が家に、あなたは再び現れた。
その手に握られていたのは
VISTA！ VISTA ！
希望という名の絶望！
VISTA！ VISTA！
旅と称した苦難！
私も信じたかった。信じようとした。これだけ傷つけて、まだなお私を苦しめるの？
Windows 7 発売から四ヶ月。
丁度四ヶ月前の10月22日。
私にはもう、信じる心は残っていなかった。
VISTA！ VISTA！
それでも私は進むしかなかった。
VISTA は私を苦しめ続けた。
ちょっとファイルをコピーするだけで砂時計になった。
バックアップなぞしようものなら予測を29時間と投げて返した。
起動している間に顔を洗いにいくようになった。
ミスクリックが歯噛みするほど悔しかった（アプリが起動するのが遅すぎるため）
もうこの人で我慢しよう、期待しちゃいけない、期待はいつも私を傷つける。
そんな私の態度を鼻で笑い、
VISTA は日を追うごとに堕していった。
最初だけ美しかった妻みたいに、ついにAERO を停止し、Windows クラシック表示に変えた。
休日は横になってテレビを見ているだけの夫のように
何度も言わなければiTunes を起動してくれなくなった。
そしてなぜかIE がコアを吐くようになった。
多分最初から、離婚、慰謝料目当てだったのでしょう。
私はつかれた笑いを浮かべながらWindows 7 を手にしていた。
わかっているわよ。お金が欲しいんだものね、Microsoft は。
VISTA を買ったら 7 を買えってことよね。この先も、その先も、
ずっとお金を取り続けるのでしょ。
だけど、
SAYONARA、VISTA。
わかってるわよ。お金が欲しいならくれてやるわよ。最初からそういえばいいのよ！！
こうして私はWindows 7 を手に入れた。
移行に半日以上かかったけれど、もう私の心は何も感じない。
起動時に8592 の更新を勝手にインストール始めたけれど、
あばたもエクボ、不具合も愛情よね。手がかかるほうがかわいいっていうし。
ご自慢の新タスクバーは、あたしが唯一愛していた「クイック起動ツールバー」を
何の未練も無く捨ててくれたのね。
自慢げにエクスプローラのトップを占有している、ライブラリ、って何？
随分とエクスプローラの複数起動をしにくくしてくれたわね。
タスクバーのグループ化は残してくれてるみたいだけれど、どうして数字を取ってくれたのかしら？
ちょっと起動しただけでこれだけ文句を言える、あたしって口うるさいおばあさんみたいかしら？
そうよね。ただ安定してセキュアなWindows 2000 が欲しいだけなんだ、だなんて
あたしの方が贅沢よね。ごめんなさい。
今時分、AERO で透き通ってないインターフェースなんて笑われちゃうもんね。
エクスプローラの下に一生読まなくても気にならないフォルダ説明をしてくれるあなただもの、
コントロールパネルのアイコンだけ、ワンクリックでひらいてくれて当然よね。
ようやくタスクバー内での移動ができるようになったんだもん、
アプリ名が表示されないことぐらいで文句言わないわ。アイコンで全部判断できるものね。すべて。なんでも。
それからそれから・・・・・・・
あー、
我ながら愚痴っぽいとは思いますが、
Windows 7 使用一時間でこれだけ小言が出てくるとは思いませんでした。
操作性は快適です。そう、XP ぐらいは快適です。
でもそれって、新しく手に入ったものじゃなくって、あなたが奪ったものでしたよね、MSDN さん。
でも今のところ、VISTA という苦行から開放されたので、
割合ありがたく楽しんでいます。
次はOffice 2007 を元に戻してほしいなぁ。もちろん、金はとるんでしょうけれどね。
SAYONARA、VISTA！
でもつぎは、
SAYONARA、Microsoft！
そうならないように祈ってます。
