消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

そんなに便利な世の中ばかりじゃないのさ

ATM はわざと音を出してるらしいんですよ!!
知ってます? わかります?
ATM は、本当はもっと全然音なんか消せるそうです。
あの、お札を数えるざらららら、って音。
あれは、なんとたまげた、録音された音を再生してるだけだそうです。

なぜそんなアホらしいことを?
人間がついていけてないのだ。
動作音がしないと、主に年寄りのユーザだろうが
不安になって機械を叩いたり問い合わせたりしてくるそうだ。
何か処理してる感がないと信じられないらしいのだ。

それらを情弱、とあなたは笑うだろうか?
そんなあなたは10年前を生き延びる事ができるか?
10年前だとまだ携帯電話がそこまで一般ではなく、
ただPHSの登場で価格破壊が起きつつある頃だ。
当たり前だけど電話の画面は液晶で、
アニメーションがないどころかカラーではなかった。

15年前はどうか。
もはや携帯電話さえなく、ポケベルを一部の人が使ってた。
携帯電話と言えば、映画「マルサの女」にて、
ボストンバッグを肩からかけた最新鋭の
携帯黒電話が世間を驚かせていた。

20年前はどうか。
1992年である。
世界史やヒット曲ではまだ新しいが、
しかしテレビはブラウン管で、
まだリモコンもそんなに普及してなかった。
ビデオデッキが多いに普及してたが、
Gコードなんぞ存在しなかったし、
VHSテープは3倍モードで取らざる得ないくらい
高価だった。
まだCDプレイヤーを持ってない家庭が多数だったのでは?

25年前となるともう私自身あまり覚えてないのだが、
ファミコンが登場したばかりで、
今のファイナルファンタジーから見て、どうよ?
マリオブラザーズとかバルーンファイトよ?
熱中度とか面白さはともかくとして、
つうか今だにこれらのゲームは楽しめるが
この8bitのドット絵との間に開いた歴史を思うに
思えば遠くに来たものよ。
フルボイスとか意味わからん。

アニメもまだ、CGなんかなくて、
ゴットマーズとかハイカラさんが通るとかで、
線が濃くて劇画だったなぁ。

30年前となるともう私の記憶でははるか彼方で
カラーテレビすら若干レアで
車のデザインは角ばっていて
なんとなくえんじ色というか朱色の服が流行ってて、
コンビニなんてまだ見かけなく
お出かけはデパートで、おめかしして行ったのだ。

なんか三丁目の夕日回顧録になってしまったが、
昔と今は違う、ってことだ。
多分、今と十年後も
違うのだろうな。、