消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

夫を殺さないで

就寝中の夫を、知人の男性を招き入れて
刺殺させた疑いがある妻。
知人男性の一方的な恋慕、
ストーカーまがいの行為、
行き過ぎた思い込みから夫を殺害するに至った、
と当初報道されていたが、
容疑者の男性の証言が波紋を生んでいる。
事実はどちらだろう?

2ちゃんねるのあるスレッドでは、
引用するだに恐ろしい発言が飛び交っている。
塩分過多の食事を三年間とらせてるのに一向に死なない…
夜中に無呼吸になる旦那を見ながら早く死ね、とつぶやく…
バレない寿命の縮め方はないか…等々。

怖いから!!
松本清張だから!!
笑顔で殺しにかからないで!!
生命保険狙わないで!!
カマキリみたいに、交尾後食べないで!!

二ヶ月ほど前だったか。
にこやかに殺し屋に夫殺害を依頼する、
そんなアメリカ人妻をワイドショーで見たなぁ。
(そん時も同じブログ内容書いたんだっけ…??)


猟奇的中長期的殺人未遂の妻たちの頭には
幾つかの思考、懸念が存在してると思う。
離婚は不利、
離婚後の慰謝料では生活が苦しくなる、
慰謝料支払い、養育費支払いは滞りがちになるらしい、
離婚後の生活のためにはお金が幾らあっても足りない、
女手だけで生きてくのは無理…厳しい…

「じゃあコロシチャウ?」


いや、殺人犯が生きていく方が厳しいですから!
殺人犯の方が不利ですから!
離婚が難しいから殺しちゃえ、って、
それ思考飛しすぎですら!

私のブログでも離婚の大変さは書かせてもらった。
疲弊する。削れる。そして引責もある。
離婚するのがめんどい、大変、不利というのもわかる!!

ある時、
妻側の立場であれば、何をやっても離婚時に慰謝料を貰える、
などと考えている女性がいて2ちゃんねらーを驚かせたことがあったが、
不貞行為、DV などの有責が証明されたら、
妻てあろうが夫であろうが慰謝料支払いとなる可能性がある。

男には仕事がある、
主婦には未来がない、
というのは、わからんでもない。
女手一つで子供を育て生活してくのはえらい大変だ。

「だからコロシチャウ?」


いやいやいやいや、ちょーっとまてって!!
こんな風に考えてみよう。
仕事だって
再就職大変だから頑張って勤め上げようとするわけじゃないですか。
しんどくて辛くて給料も安くて
上司はむかつくし部下は言うこと聞かないし
仕事はちっともうまくいかないし人手はいっつも足りないし、

それでも人生のために、
人生として、
働き続けるわけじゃないですか!?
生きるためには金がいる、仕事がいるわけじゃないですか。


私の人生なんだから、幸せになる権利がある!!
なんて言うあなた。
そんな権利、特に何にも認められてないし、
それ以前に、相手にも人生があること忘れてるでしょ?
殺しちゃだめでしょ!?
相手の権利を踏みにじって、自分の権利主張したらダメよ!?
成立しないよ!?
義務果たしての権利だからね!?


結局、最初の選択が大事ってことなんでしょうね。
真剣に、真面目に、
よく考えて結婚しろ、と。
遊びじゃねぇぞ、と。
簡単じゃねぇぞ、と。

まぁそれでも、人間だもの、
間違いがあるのは仕方が無いから、
だからさ、
殺すのは取り敢えずやめて、
離婚して再設計するような、
そういう考え方で頼むよひとつ。

夫を、殺さないで。