消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

ゲゲゲの鬼太郎 2008

春の嵐に起こされて、
日曜日の早朝のアニメを見る機会を得られた。

リニューアルアニメが多い中で
ゲゲゲの鬼太郎もまた、コンスタントにリニューアルされてきた
アニメである。
実に5回ものシリーズが組まれている。

その度に世相を大きく反映したアレンジがなされており、
夢子ちゃん世代であった我々からみれば、
2008年の新シリーズに違和感を覚えるのは当然であるけれど、
原作からみれば、もうどこが一緒なのか探すほうが
困難という状況にあっては、

ぬらりひょんが良かった」とか
猫娘はおかっぱでしょう?」などのこだわりは
ジェネレーションギャップに過ぎないものなのだろう。

今はただの年寄りとして、
猫娘のコギャル化も(コギャル、という表現自体が世代を感じさせるが)
ミニスカートのセクシーさが目の保養、ということで
素直に受け入れようではないか。

しかしいささか気になったのが、
鬼太郎の「コナン化」である。

小学生を中心に絶大な支持を集めていると思われる、
名探偵コナン
鬼太郎が、その主人公の少年にやたらとかぶさるのである。
(声優さんが一緒なのでしょうか?)

台詞の言い方、キャラクターとしての特性などがかぶるのだが、
コナンが見たければコナンを見ればいいのであるから、
なるべく鬼太郎には鬼太郎らしさを追求してもらいたい、
と父親世代から苦言を呈しておきたい。

あと、新・鬼太郎のキャラクターデザインについて。
ちょっと男前すぎではなかですかねー。
特に鼻の下の筋、人中、というのですか、
あれのカーブが、旧来の鬼太郎と「逆」で、
男前方向にカーブしているのですよ。

あぁ、非常に細かくて舅みたいな粗探しになってしまいますが
鬼太郎は妖怪だし、
夢子ちゃん時代からヒーロー路線をとっていたのは確かですが、
男前じゃなくてもいいんですよ、きっと。きっと、ね。

最後に、鬼太郎 2008 に不満のある方へは、
本当の原作になるべく忠実たろうとしているアニメが、
平日の深夜に放映を開始したことも
追加情報として付記しておく。



時代にあわせて変化しおしゃれになっていく鬼太郎。
に、比べて、変わらぬな、サザエさん
カメラはフィルム、携帯電話もなし。
古き良き、なんて言葉もあれど、
時代性にあわないドラマはファンタジー、ですな。