消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

3S政策、一億総白痴化

にわかに我が家が政治ブームを見せたため
自然いくつかの用語を調べることとなった。

その源泉が「東京都議選」であったのだけれども
意気揚々と夫婦二人で投票所へ向かってみたら閉まっていた。

来週だったか、投票日。


そんなドジに顔を赤らめつつも
政治ブームは去らずこんな用語を知るに至る。

3S政策」↓Wikipedia へのリンク
http://ja.wikipedia.org/wiki/3S%E6%94%BF%E7%AD%96


スクリーン(映画)、スポーツ、セックスという要素の頭文字を指し
戦後日本を統治するためのGHQ が推し進めた施策の一部とされ、

日本国民の弱体化、民度低下を目指した施策であるとされる。


実際にGHQ の施策にこのようなものがあったことは確認されていないけれども
この施策の存在を主張する安岡正篤という人の危機感のとおり、
日本国民は弱体化し民度が低下し愛国心が欠如して
結果大衆の関心が政治に向かないようになったと、一国民としては感じる。

愚民政策とはよく言ったものである。


政治家にしてみれば愚民の方がコントロールしやすいわけで
批判などを弾圧するよりは批判の温床が育たぬよう骨抜きにする方が
手間隙はかからないけれど確実だったわけだ。

かくして投票率が50%を切るような政治状態がこの国に生まれたのだけれども
投票率が50%を切ったら、
いや60%を切ったら、それは民意を反映しているとはいえないから
無効として再選挙すべきかもしれないよなぁ。


かつて言論と弾圧の中で政治的主張をぶつけあっていた
活動家たちが居た。
彼らは言葉を使うがゆえに「作家」という形態をとることが多かった。


今、言葉の主流はテレビが占め
ずいぶん昔には「一億総白痴化」というショッキングな言葉にて懸念された通りの
テレビ番組偏重による学力(考察力)低下が見受けられる。


本日、わけのわからない討論番組がNHK にて放送されていた。
討論するパネリストたちは、アメリカの元国務副長官、
日本の元防衛庁関連という、非常に軍事色の濃い面子だった。

日曜フォーラム「オバマ時代の新日米関係」という番組で、
調べてみたところ出演者は下記そうそうたる面子であった。

ハーバード大学教授…ジョセフ・ナイ(!!駐日大使を辞退した、あの!)
コロンビア大学政治学教授…ジェラルド・カーティス
元国務副長官…リチャード・アーミテージ
防衛大学校長…五百旗頭真
三菱総合研究所理事長…小宮山宏


討論のメインテーマは「ソフトパワー」をキーワードに
日米の関わり方を論じていたように思うのだけれども
番組の中で元国務副長官リチャード・アーミテージ

「日本人は成長し巨大化したGDP の恩恵の中で満足し
国際社会での役割を果たすことなくゆっくり滅亡することを望んでいるように思われる」

といったような発言をしていた。
この言葉が彼の真意だとするとGHQ の政策と相反するようにも見受けられるのだけれど
米国側のパネリストたちは一貫して「日本国」に対して語り批判しており
「日本国民」というものを無視、あるいは取るに足りないものと
扱っているとしか思えない発言が続いた。


もしかするとこれこそがGHQ の目指した「愚民化」の完了を意味しているのではないだろうか。
今後、日本のGDP を世界に還元するためには、国民の了解など必要ない、
永田町さえ脅せばいいのだ、という。


話が少々まとまりに欠けてきたので本日はこのくらいにしておくけれども
一億総中流の中で日本人がゆっくりと退化していく状況、
「白痴化」していく状況を憂うばかりであり


こんな未来のない世界地図の中で、子供を作りたい、なんてやっぱり思えない
非常に個人的な私がいるのであった。
こんなに気力を削がれているのも戦後政策・教育のせい、
と逃げてしまっていいですかね、私。情けなさ過ぎるかな。