消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

カタストロフィと出張

過去、少数派ではあっても絶対数存在した「滅亡派」

世界の滅亡を信じて何かしらの予言を見るにつけ
さぁ終わりださぁ滅びるんだと騒ぐ
他力本願的タナトス依存者、といったニュアンスの一群だが、
そんで私もわりとその一人だったんだが、

3.11、震災以降、
この層の動きが活発化している。
増えたのかもしれない。

以降、
原発もんじゅが爆発する、とか
東海大地震をしょっちゅう予言したりとか、
惑星ニビルが衝突するとか、
2012年にはフォトンベルトに突入してゲームオーバーとか、

次々と「もうやばい」が出て来て、
正直私なんかもう滅亡した気分である。

そんなおり、明日から中国へ出張となったのだが、
はてさて。
何事か起こらないだろうか。

私が一番嫌なのは、乗り遅れること。
とかく乗り遅れがちな私は、
先の大震災もうっかり別の場所にいて
仲間たちとはぐれてしまっていた。

東北大震災で日本から脱出した人も多いらしいが
それは脱出する場所がある人たち。
私など中国出張中に日本が崩壊したら
財産も仕事もなくて間違いなくゲームオーバーである。

本当に何事か起こるなら、
せめて見届けて死にたい。日本で。
そんな私の希望になど神様もかまってくれないだろうけど
滅びるなりに希望というものもあるのだった。