消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

パンダの方が大事?

上野動物園のおパンダ様が急逝した。
たった五日の生命。
悦びからの衝撃。
動物園関係者の方々は涙ながらに会見を開き
動物園来場者は張り紙に絶句したとか。

そして誰もがパンダ赤ちゃんの冥福を祈った。

パンダ赤ちゃんは生まれた瞬間から祝いと愛の中心にいた。
日本中が注目し祝福した。
その一方でイジメを苦に自殺した子供がいた。
パンダは大事に見守られ
クラスメートは先生にも見殺しにされる。
人間、珍しくないもんな。
もしかしたらイジメも、珍しくないのかもな。
どうしてパンダを気にかける程度の意識を
子供に向けられないのだろう。

親が、悪いのだと思う。思っている。
子供に罪はない、などとは言わぬ、
だが同様に親が悪かろう、と思う。

白いキャンパスに色を塗るのが親の役目なら
その完成系に、
完成するまでの都度都度に、
常に責任が存在する。
親は育児の責任があり、
子にはそれに応える責任がある。

キラキラネーム、ってご存知だろうか。

そんなのが親になる時代だもん、
親の資格認定試験が必要だよ。

まぁ、
国家の責任についても思うところあるんだけどさ、
ゆとり教育とか、
ゆとりのない社会、経済、時代とかさ。

ただふと今日思ったのはさ、
子供は親にとって、そうだよね、
パンダの赤ちゃんよりも大事だよね。