消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

自民党、靖国参拝、中韓対応、これらに観る思惑

最初にお断りしておきますが
憶測というより、妄想に近い内容となります。
裏も取れて無ければ表すらもアヤシイ。
けれども、政治にも外交にも疎い私が
テレビのニュースやらネットの書き込みなんかを
読んでいるうちに持つに至った「感想」として書きます。


それは、ここんとこ自民党が「強気」で
それはわりと「確固たる覚悟と自信」みたいなものが見えて
個人的に好印象なのですが
「なぜ、その態度、意志を民主党に政権奪われる前に
示せなかったのか」という
ごく些細で当たり前な疑問に、適当な個人的答えを
導いてみた、そんな妄言なのです。


中国、韓国は政治家による靖国参拝を良し、としてないですが
それはある年、ある時点からである、
というのはよく知られていることであり、
邪推すると「中韓による賠償、保障の吊り上げ」という
外交カードとしての「反対」であることが
わりと明確にわかってきたりします。

日本を責めるためのネタの「一つ」ってことですね。


つい先日、安倍首相を始めとして安倍政権重要人物や
その他の党の政治家も含め、
多くの政治家が靖国参拝をとり行いまして
それに対して中国、韓国が大きな「非難」の声をあげています。
(ちなみに、中韓以外の国の「靖国」への反応を、
まとめてくれているブログがありましたので、
ソースの正しさは置いておいて、ご参考までに)
http://blog.livedoor.jp/zzcj/archives/51820721.html


元々この「靖国参拝への批判」については
内政干渉である、と不快感を顕わにする政治家も多かった一方、
侵略戦争で傷つけてしまった隣国の心情を汲むべき」という
中韓よりの意見を言う政治家もいました。
そしてとりわけマスコミが、「靖国慎重論」の先鋒であったと
ニュース、新聞なんかを読んでいると思ったものです。

内政に忙しい我が国の政府は、どうやら外交がからっきし、苦手。
中国、韓国、アメリカの顔色を伺う傾向が根強く、
靖国参拝に対して声高に反対、批判する中韓に対して
「いや、ま、なんというか、すいません、気を使いますので」
みたいな腰砕けな態度をとっていた。

それがなんでだか今年、安倍首相、安倍政権、自民党
「なんでそんなこと外国に言われなくちゃいけないんだ」と。
「祖先を敬うことは当然」とした上で
「わが閣僚はどんな脅かしにも屈しない」
「閣僚の靖国神社参拝の自由の確保は当然」
と公言した。

過去の自民党政権、首相の発言を聞いていても
ここまで明確に「口出しするな」というニュアンスで
強気に出たことはないように思う。
強気発言の多かった小泉首相だって
参拝の方式をえらく変えた「略式参拝」などで
煙に巻いたかっこうであったし。

それに比べると今年の自民党政権は鼻息が荒い。
これについて、勝手に、背景も考えず、
アルツ気味の脳みそで思い出してみる。

・やっぱ自民じゃなきゃダメ、って国民に思って貰いたい
・これまでののらりくらり政治じゃしばらくは世間の目がゆるさない
民主党とは違うんです! って刷り込んどかなきゃいかんよね
尖閣諸島問題が国内でも荒れたから、対中態度を適当にするのはまずい
竹島問題も結構取り上げられていたから、対韓態度も弱気だとまずい
・結局マスコミに世論操作してもらわなきゃならないから
 今年の安倍は違う! ってはっきりさせとかなきゃイカ
・でそもそもマスコミが反自民、民主上げの風潮を作ってしまったんだよな
・そう考えるとマスコミは自民に対して敵対した、ってことだ
・そしてマスコミはどうも、韓国中国に「媚び」を売ってる気配がある
・マスコミ、政治家の蜜月でやってきたつもりが、裏切られての民主政権だった
・じゃあマスコミ=中国=韓国=敵ってことで毅然とした態度がいいか


そう。
私が、「妄想です」「妄言です」「浅はかに思うことです」と
さんざん前置きしてまで書きたかった違和感が
自民党ですがマスコミと中国と韓国に裏切られたので目が覚めました」
と言ってるような気がしてならねぇ!!

ってことなんです。
そういう違和感を感じるんです。
だって安倍首相、大昔のことですが、
靖国参拝に関して、このような態度取ってたらしいですよ?

【安倍方式】
2007年4月21~23日の例大祭に、安倍総理が真榊料5万円を
私費で納めていた事実が5月7日に発覚。
高さ約2メートルの鉢植えで、左右に紅白の細長い布2枚が飾り付けられたもの。
木札には「内閣総理大臣安倍晋三」とあり、
本殿右側の階段にはっきりと設置されていた写真がスッパ抜かれた。
現職総理の真榊奉納は、中曽根首相以来20年ぶりで、
奉納事実がスッパ抜かれ、記者からの問いに
安倍首相
「お供え物をしたかしなかったかについて、申し上げるつもはありません」
記者
「実際に総理の名前が入った真榊があのように写真として残っている以上、
 否定することはできないのではないか」
安倍首相
「したかしなかったかについて、申し上げるつもりはありません」
そもそも否定していないため、記者は敗北した。

供物奉納という変化球を編み出す前の官房長官時代には
靖国神社へ参拝した疑惑が浮上し、これについて
安倍官房長官=当時
「行ったか行かなかったかについて、申し上げるつもりはありません」
と煙に巻いた。
http://japaaaan.blog65.fc2.com/blog-entry-4.html
※ ちなみにこのブログは何となく極右的なのか大陸系なのか
  きな臭い気配のするブログなので読むことをお薦めはしません。


もちろん、政権担当の政党、首相が
日本国益と日本人の主権を重んじ、
他国介入に対して毅然とした態度を取ることは
アタリマエのことであり、
数十年の歴史を経てようやくはっきりと主張している今期首相は、
当たり前の政治をしてくれているのであって
ただその当たり前を評価はしたいのですが

だからといっても随分態度がころころ変わってませんか?
ねぇ、自民党


ここから私の妄想を広げていくと、
満を持して自民党を引きずり下ろした「思惑」が
狙っていたほど、民主党政権時代に日本の主権を
奪うことができず、
一気に「反米」「大陸属国化」を進めようとしたものの
土台無理な話で自民党に政権が戻ってしまい
ようやく騙されていた政治家たちが
(国民の目も気になるからという理由で)
まっとうなことを言うようになったのではないか、と。

そして・・・もしかしたらその「まっとう」な連中は
こんなことを思ってるかもしれない。
「あんな風に政権交代させて俺らを切り捨てようなんて、
 そうは問屋がおろさないよ。あんたらの態度はわかったから
 これからは倍額納めてくれないと、昔みたいに
 付き合ってあげないよ・・・?」

・・・ここまで言ったら邪推しすぎか。

なんというかなんのかんの、
こんなふうに思ってしまってる次第なのです。
変ですかね?