消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

ひかり電話解約したら、モデムが大変なことになったの巻

苦労した・・・
フレッツ光は入会時、ひかり電話など余計なオプションに加入していた。
ヤマダ電機のキャッシュバックのためにいろいろ入らなければならなかったのだが、
速攻でオプションを解約すれば良いものであった。
本当は10/5 開通と同時に解約すべきだったのだが、忘れていてここまで引っ張ってしまった。日割りでひかり電話料金をとられる。

この、ひかり電話をなくすと、ルーターの機能が変わる。
何のことか。
何のためかはよくわからないが、「ネット+ひかり電話」の場合、
NTT からの貸出機は「モデム+ルータ」として機能する。
ところが、ひかり電話を外すと、ルータ機能が削除されるのである。逆かと思うが正しい。
ただのモデムになるのである。

どのようにルータ機能を外しているのかはよくわからないのだが、
センター側で何かをやっているそうだ。
ひかり電話の解約を依頼すると、時間は約束できないが、だいたいその日のうちに処理が進み、
ネットが切断され、モデムの再設定が必要となる(厄介だ)。
この際、ほんとただのモデムになってしまうのである。
何がどう違うのかというと、機械としてはLAN ケーブル差込口は複数ついているのだが、
ルータ機能がなくなるので、1回線しか使用できなくなる。最初に接続したものだけが通信ができるようになる。
見事、単純なモデム化するのである。

であるから、このモデムに成り下がった機器から1本だけLAN ケーブルを出し、別途ルータに繋ぐのが正解、ということになる。
私は無線LAN ルータを別個持っていたのでそちらをルータにすることになる。
※ これが、NTT からの貸し出し品で無線LAN 接続していると悲惨である。新しい機器を借りなくてはならなくなる。

さて、今回困ったのが、このモデムくんと私の無線LAN ルータの接続である。
モデムの方はNTT 提供のCD-ROM を使用することでなんなくネットに接続することができた。
この際はPC を優先LAN でモデムにつないで設定CD-ROM を流したわけだが、
はてさて? これでえっと、無線LAN ルータ側はどうやって接続するんだ?
なんかIP アドレスがパカパカ変更されるんだが、どうなってるの??

ここが問題。
モデム君は何をしているかというと、電話線から来た信号をインターネット信号に変換しているだけ、
のイメージである。
ルータ機能を失ったのでIPアドレスというものを持っておらず、
電気信号の変換器に成り下がってしまっているのである。

それだけならそれでいいのだが、問題はNEC無線LAN ルータ側にある。
単純に接続したところ、「ただの中継器」に成り下がりやがった。
どういうことかというと、
モデム---NEC 無線LAN ルータ---PC と接続し、
有線であればネットにはつながる。しかしIPは始終変わる。始終変わると無線LANルータの設定画面に入れない。
そもそも、無線LANルータとして機能していない。なぜかただ電波を中継する機器になってしまった。

NEC 無線LANルータに、自身がルータである、という誇りを思い出させる必要が出てきてしまったのである。
(この原理にはさすがに一人ではたどり着くことができず、フレッツ光リモートサポートを利用した。
素晴らしいサポートサービスでたまげてしまったのだが、それは後述する)

てなもんやで電話して調査を進めたところ、
無線LANルータが中継器に成り下がっていたので、ルータの誇りを思い出させてやった。
無線LANルータ説明書の記載に則って初期化を実施したのである。
(ルータの初期化ボタンを長押しして、電源の入れ直しを実施)。

確認方法なのだが、
無線LANルータがルータとして機能せず、中継器状態の時、
「コントロールパネル → ネットワークと共有センタ → アダプタの設定の変更」で表示される、
ネットワークのプロファイルで、「右クリック 状態」を見てみる。
状態の「詳細」を見ると(多分ipconfig /all で出てくる情報だと思うが)

IPv4 アドレス
IPv4 デフォルトゲートウェイ

上記項目が望ましくない形になる。
IPアドレスはモデムの都合で変更されるようになり、デフォルトゲートウェイが空白になっている。
これが「WR8170N (NEC無線LANルータ Atermシリーズ)がただの中継器になった状態」である。
ただの中継器だから無線も飛ばしてくれないし設定画面にも入れない。
いわゆる「http://web.setup/」あるいは「192.168.0.1」画面である。
(この無線LANルータのIP アドレスは、192.168.0.211、182.168.1.211 になる可能性があることも注意しておくこと。
同じNEC 製品でバッティングすると変更させるらしい)


説明書に従いリセットし、再接続したところ、ルータとしての役目を思い出してくれた。
192.168.0.1 になってくれた。
ただ、リセットしたので当然、SSIDMAC アドレスフィルタリング一覧も全初期化である。
とりあえずSSID は戻したが、MAC アドレスの再登録はめんどくさすぎるので
もうフィルタリングはしないことにした。
元々過干渉でAUひかり回線の切断が発生するという仮説からフィルタリングしていたのだが、
フレッツ光に変えたことにより何かが改善されてるかもしれないので
しばらくフィルタリング無しでいこうかと思う。


本当に無線LANっていうのはいろいろある。
IT をかじってなければ、パソコンを仕事で使ってなかったら、
「んがー、もうわかんないよ!! いいよこのままで!!」ってなるところだろう。
そういう弱者からお金を取るために、
「後で外せばいいけど、最初はオプションつけてもらわないとだめなんです」
なんだろうな。
ひかり電話のオプションを外したら、ルータがモデムになる、なんて心底たまげたわ。


しかし・・・
金を取るだけがNTT のやり方ではないらしい。
今回、途方にくれて、「な、なんでIP アドレス変わるもじゃー・・・」ってなってしまって、
電話をかけたのが、フレッツ光リモートサポートサービス、であった。
これも、契約当初に入会させられ、「後で外せばいい」と言われたオプションのひとつであり、
本日、ひかり電話オプションと同時に解約したものだった。

「・・・本日解約したんですけど、日割り計算で本日分の料金はかかってると思うんで、助けてください」
と、せこさにも程がある申し入れをしたところ、状況、ユーザID などを聞かれ
折り返し電話となった(※ ポイント。ケータイだと有料金額。折り返しは必須だよ。45分かかったし。解決まで)

折り返し電話の内容としては
・やはり再入会が必要だが、解決後に本日中に解約すれば事実上の無料である
・このまま再契約処理をして、解約処理もできる(かけ直す必要ない)
・だからサポートするぜ

という内容であった。
楽である。再度解約の電話をするのは非常に面倒だったが、全部やってくれるのであれば、
単純に本日だけの対応で済むわけである。

そして。
ここが正直「神サポート」とおもったのだが、
これはいつ、どのケースであっても可能なのだそうで、
どういうことかということ
「困ったときにだけ電話して、その場で入会して、解決したらそのまま解約すれば、日割り計算分だけの請求」
になるというのである。

もし一日で解決すれば、わずか20円ほどである。
「え!? じゃあ月次契約なんかしておかないで、問題が起こった時だけ入会、退会の方が安いじゃないですか!?」
「そうなんです。そういう人が多いです」
「冗談でしょ? 事実上の1インシデント20円ってことですか!?」
「まぁそうです」
「普通は、解約から再契約の間までの料金請求しません??」
「うちはしません」
「安すぎるでしょ!?」
「私からは値段に関することはお話しできないですが、まぁ、そうですねぇ。ははは」

・・・すごいぞフレッツ。
同じコールセンター勤務として尊敬したわ。目からうろこだわ。
儲けと契約ばかり気にしていた自分の小ささが恥ずかしくなりましたよ。
これぞCS、これぞユーザ満足度じゃないですかね!?
・・・20円で45分間も対応させられるなんてたまったもんじゃないけどね。


ありがとうございました。おかげで無線LANが復活しました。