消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

iPhone をPC につなぐとフォトが起動し、しかもエラー

iPhone が11 となり、
外観が「ボトムズのスコープドック」と揶揄されるくらいに、
カメラへの注力、特化が鮮明になった。
我々ユーザとしても、iPhone を電話としてではなく、
カメラとして認識するようになっている。

実際ママ・パパに話を聞いても、
「でかい一眼レフカメラ、いやコンパクトデジカメであっても、
持ち運んで取り出すのは大変面倒。
子供の写真はiPhone が最強、スマフォ一択」
と支持されている。

iPhone11 は正直でかくて重くて、
「iPhone11 Pro にすればよかったかなぁ…あるいはSE2 が発表されるまで待てば…」
と思ってしまう日も無きにしもではあるが、
(なんと言っても、マスクのヘビーユーザにとってFace ID は辛すぎる、指紋認証に戻りたい)

しかし毎日大量にパシャパシャ撮る愛娘の平凡なショットを見るたびに、
「あーかわいい…iPhone11 にして本当に良かった…」
と心から感じる。
色をProduct RED にしたのだけれど(初めての赤、だ)
なんか旧来機種より赤の毛羽立ち(どぎつさ)が少なくて、うっすらピンクに感じるその雰囲気も、
愛しくてたまらない。
スコープドックもどきのどでかく不格好なカメラレンズも、
「ズドンとしててかわいい」と。
正直デザイン的な不満、不感はまったくない。
だいたいカメラのある裏側を眺めて日々過ごすわけじゃないし。
この不格好なレンズ(むしろ愛らしい)のおかげで、
あの素晴らしい娘の高解像度写真が撮れているのであれば、
これからどれだけ不格好になっても構わないから、
どんどん力を入れてほしい、と応援したくなってしまう。

だってiPhone はカメラ、なのだから。

 

そんな、カメラであるiPhone の、写真の保存について課題を抱えている。
もちろんGoogle フォトで日々同期し、
うまく撮れた写真なんかはアルバム「娘厳選」に追加して、
親と妻に素早く同期しているわけであるが、
クラウドをバックアップサイト、とはどうしても考えることはできない。
いつか何かで消えてしまうかもしれない、
いつか有料になるかもしれない、
流出事件とか起こして使うのが躊躇われる日が来るかもしれない…
(我が愛娘の写真が流出して世界の人々の心を癒やすなら…それはいいのかもしれないけれど)

なのでPC、外付けHDD への保管をしているのだけれど、
なぜだかわからん、昔から、iPhone をUSB でつないで写真をコピーしていると
だいたいコピー中にエラーになり、デバイスの接続が解除される。
大きな動画、枚数が多すぎる、などの原因が考えられるが、
一時にコピーする枚数、容量を変えて成功しても、その次のコピーでやはり切断される。

どうも、端子がライトニングになってからこういう不具合が出ているような気がするけれど…
iPhone4 の時はこんなストレスは感じなかった気がするし。
まぁ写真の解像度があがりサイズも倍々ゲームで増えていってるから、
端子、ケーブルの問題だけでもないかもだけれど…

それにしたって、Apple のライトニング推し、ライトニング戦略は、
完全に失敗であり、完全に不愉快なもんである…
それを認めてのUSB TypeC への移管が始まっていると思われる。
Mac Book が採用したため)
iPhone へもType C の実装が期待されるが、
イヤホンジャックをなくしてライトニング端子のみとなったiPhone7 からこっち、
開かれたiPhone ではなく、完全クローズ路線を行っており、
ユーザのためには何一つ役に立たないライトニング戦略のストレスを
我々は日々負っているのは腹立たしい限りである。

閑話休題


ライトニング端子の課題はおいておいて、
写真の同期、バックアップに課題を抱えてて、
そんな折にふと、Windows10 の「フォト」の提案を受け入れてみるに至った。
「フォト」が
「お使いのデバイスの写真、ばっちり同期しておきますよ」
「デバイスが接続されるたびに、私が自動でやっておきますよ」
と甘い言葉で私を誘惑するものだから。

結論としては、大失策であった。
Windows を簡単に信じてはいけない…我々はVISTA やMe や8 のことをすぐに忘れる…

Windows10 のフォトアプリの発想、思想は素晴らしいものである。
文句なく「それだよ!」という内容であり、
その仕様に気がついてくれたことは大変にうれしい。
iPhone の、Apple 陣営の、
気が狂ったデザイナー気取りの連中が考えたカメラの仕様はクソであり、
iPhone の写真フォルダはマッドサイエンティストでさえも
「お前たち、気は確かか?」
と言いたくなるフォルダ構成になっているのだけれど、
Windows10 のフォトアプリは、そんな気の狂ったデバイスのフォルダから写真を取り込み、
「年、月」のフォルダを生成、取り込んでくれる。
そう、それなんだよ…わけるなら「年、月」なんだよ…なんだよiPhoneのあの意味わからんフォルダ名は。

なので「素晴らしい」と手放しでWindows10 を褒めたかったのだけれど…

残念ながらそうはいかなかった。
不具合、である。

これがライトニング端子、ケーブルの問題なのか、
Windows10 側の問題なのかはわからない。
最初こそ調子よく動いてくれたフォトアプリであったが、
iPhoneをつなぐたびに「デバイス検出中…」
「見つかりません」「切断されました」「エラーがでました」
とてもまともな動作は期待できない日々が続く。

しかも、このフォトアプリと同期設定にしてしまったがために、
iPhoneを接続するたびにフォトアプリが起動、
目当てのiTunes(これもクソアプリだよなぁ…)が自動起動してくれなくなった。

困ったもんだ…

と軽く困ってるくらいなら良かったのだけれど、
「じゃあやっぱフォトアプリとの同期をやめよう」と思った瞬間…
絶望的な気分にさせられることとなる。
設定が、全くわからない。ない。
フォトアプリ内のメニューをキレイに舐め回しても、
自動同期をやめる方法がわからない。
なんならさらに同期対象を増やそうとしてくる。この野郎…

結論から言うと、
「Windows10 全体の設定」の中に同期のメニューがある。
しかしこの設定、100万人がいたら100万人、たどり着くことができないと思うのだけれど。
仮にその100万人の中にMicrosoft 社員がいたとして、しかし、
フォトアプリ担当じゃないとわからないんじゃないだろうか…

「アプリの設定をOS 全体メニューで管理する」
こういう感覚を持っているWindows ユーザは少ないと思うのだが如何か。
(これもiPhone からの弊害のように思うのだけれど)

100万人がたどり着けない、「同期を解除する方法」は
こちらのQA サイトを参照。
https://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/all/iphone/cc0a615e-5882-41bf-afa3-5a16aec7e084

正直、このサイトにたどり着くのだってものすごい苦労した。
だってどうやって検索すればいいかわからなくないですか?
最近の度を越したUX、UI 偏重は、
なにか直感性を得させようとして「使えないメニューを隠し」たり、
難しい単語を避けようとするせいで検索のキーになる要素がなく苦労したりする。
IT の混乱期にいるんだろうなぁ…
今後、「動的メニュー(動的にUI が変わってしまう)」と、
平易に表現しようとして一般用語を使う件は急速に廃れていくだろう。
そして人類は過去のアホな歴史として2010年代を思い出すのだろう。

■解決策
・Cortana さんに「自動再生」と入力
・自動再生の設定を開いて iPhone が「写真とビデオのインポート(フォト)」となっていたら「何もしない」か iTunes が選択できるのなら iTunes