消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

VISTA カスタマイズ~パソコンで録音~

大変気に入ってしまった曲がある。
「おしりかじり虫」もそうであるけれども、
とあるゲームの主題歌、っぽい歌である。

ミスタードリラー」というゲームの
「僕の→地球 僕らの地球」という曲である。

曲のよさを解説するには
「あきらめないで」に毎回ぐっとくる、
程度のコメントに留めておきまして、

さて、ゲームの音楽だけれど、
それを聞くために毎回ゲームを起動するのはいささかめんどくさい。

昔々、まだ私が自分で作曲した曲を、鼻歌でしか録音できなかった頃、
世の中で「録音」といえば、カセットテープのことを指し示していました。
オープンリールの第二世代です。

こないだ実家に帰ったときに、
この「鼻歌」「アカペラ」の異様なテンションのテープが、
実に十数本発見され、
あまりの内容にただ捨てるだけでは飽き足らず、
テープを引っ張り出して二度と再生できないように切り刻みました。

もっとも、私の記憶の限りにおいて、この「十数本」は氷山の一角に過ぎず、
実家に秘蔵されている「カトウの歌、アーリーディズ」は
今なお数十本単位で保存されている事を
ここに告白しておきます。

カトウリュウタが異常性犯罪に走った暁には、
精神的に不安定であった証拠品として提出が可能かと思います。

閑話休題
現在の「メモリオーディオ」「SDカード」などで
音楽に慣れ親しんでいる若人の皆様におかれましては、
ミニディスクよりも大きな媒体があったことに驚きを隠せないかと思います。

テレビやラジオで気に入った曲が流れるとする。
ゲームの音楽でもかまわない。
それを留め、再生する手段がカセットテープしかなかったのです。とにかく。

そんな時代から見れば、本当に便利な時代になったよね、
と思ったミニディスクの時代すら、既に遠い昔みたいになっているんだから、
結構驚かされます。

と、ここまでが前置き、と聞いて、さぞや驚かれる方もいるかもしれませんが、
大体私、前置きで食ってますんで、その辺ご容赦いただきたい。

何がいいたかったかというと、
「テレビで流している、ゲームの音楽を、パソコンにて『録音』したいなコラァ」
ってだけのために
いったい何行の前置きを必要としたのだろうか。
この話が長くなる傾向、幼児期に何かあったのでしょうかね。話していないとコロサレル、とか。


パソコンには、通常サウンドカードなるものがささっていて、
ヘッドホン用の端子だけではなく、マイク用(入力)、ラインイン(入力)、
SDP(何か不明)が標準的についています。

ノートパソコンの場合はライン・インがないことが多いですが、
それでもマイク入力が存在しているはずです。

単純なことなのです。
このマイク入力、あるいはライン・インに、
テレビから線を引っ張ってきてぶち込む。
すると線を通って音が歩いてきて、パソコンの中で光合成をして音楽になる、
という、とてもわかりやすい理化1の話なのです。

パソコン上で音を鳴らす方法は、そんなわけでわりと簡単に実装できそうです。
次は、それを鳴らすだけでは意味がない、「録音」を行います。

パソコンで「録音」するにはどうしましょう。
Windows には昔から、「サウンドレコーダー」なるアクセサリが入っていました。
Windows XP の場合ですと、「アクセサリ\エンターテイメント\サウンドレコーダ」で起動します。

驚くほどシンプルな画面が表示されます。
操作方法を間違える方が難しいくらい。

「こりゃー、非ジョーに、便利なもんじゃー」
と「にほん昔話」風に感心してしまいますが、
ことはそう単純ではありません。

なんと、Windows XP では、
そしてそれ以前の Windows においても、
サウンドレコーダー」の録音は、「60秒対応」なのです。

なんてこった。
昔のロックバンドならいざ知らず、
60秒じゃラモーンズだって歌がおわらねぇよ。

そこで、Windows XP 世代は、
世の中に落ちているフリーの録音ツールを求めて
さまようわけです。
「仮面舞踏会」「超録」などがお勧めです。

さてー。
今回、カトウはVISTA を手に入れました。
「頭の悪い貴公子」といった表現がぴったりで、
見た目はいいけれど中身はアッパラパー。
そんなところがたまらなくかわいかったりする
Windows VISTA であるわけですがー、

やってくれました。
VISTA では、サウンドレコーダーの録音時間が
拡張されているのです。
ものの話だと90分くらい録音できるとか。本当?

そんなわけで、気軽に録音するには、VISTA の標準機能で
ちゃちゃっと済んでしまうわけです。
サウンドレコーダー」起動。
音のなっているものから魔法の線をひっぱって、インプットに突っ込む。
サウンドレコーダー」の録音ボタンを押忍。

以上です。
曲が終わったら録音を停止しましょう。

注意したのが、
この段階では、録音された音は、メモリ上にあるだけです。
ファイルにして保存しないと、「サウンドレコーダー」を終了すると消えてしまいます。

また、もう一点注意。
サウンドレコーダーが録音し、出力するファイルの形式は、WMV、
ウィンドウズメディアプレイヤー形式のみ、となります。

iTunes などで使用するのに便利なMP3 形式で録音したい場合は、
先ほどのフリーソフトの、
「超録」を手に入れましょう。

正式にはVISTA で対応していませんが、
カトウがやったら動きました。
(他の環境で動くかは保証しません)

人気があったらしい、「仮面舞踏会」なるソフトは、
VISTA では起動しないそうです。

これで、色んな音楽をパソコンに録音できるなー、
と思いましたが、
テレビの「イヤホン」から直接線を引っ張って、
ノートパソコンの「マイク」に突っ込むと・・・

非常に音が割れます。
これは、イヤホンの出力が高すぎるためです。
テレビのイヤホンではなく、ラインアウトを利用するか、
テレビの音量をものすごくしぼって録音する必要があることを、
覚えておきましょう。