消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

iphone、故郷に帰る

修理に出していたiphone が帰ってきた。
いや、帰った、というのは正しくない。
再三書いてきたように、Apple はiphone を修理しない。
修理と称して交換するのだ。直してくれない、さよなら、だ。

その証拠に、修理に出したのが金曜日の午後。
んで。
帰ってきたのは火曜日の朝。

いやそれ早過ぎるだろ。
輸送の時間除いたら、間一営業日くらいしかたってないだろ。な。な。


だからこの子は違う子だ。
割れてしまったあの子じゃない。
りりあんちゃんじゃなくてリロちゃん、みたいな。
みたいなじゃねぇか。

あー、すいませーん、りりあんちゃん辞めちゃったんですよー。
変わりに今日はいったもぎたてぴっちぴちのこの子でどうですかー。
リロでーす。よろしくおねがいしまーす♪

みたいな、ね。


さてiphone4 ちゃんが戻ってきたので
代替機として借りていたiphone 3GS とはお別れ、かというと
それがそう単純でもない。
今回は返却手順でまたちょいと失敗した。

ので手順を書いておこう。


1.クロネコヤマトがiphone4 を持ってくる
2.黒い怪しげなケースに入ったiphone4 と対面する
3.そのiphone4 に「なにもしないまま」「代替機を持って」ソフトバンクへ行く
4.iphone4 用に「新しい」SIMカードをもらい、そこでSIMカードの切り替えをする
5.iphone4 と代替機を持って、家に帰る
6.itunes を使って、iphone4 をバックアップから戻す
7.代替機のデータを「復元」ボタンで初期化し、まっさらにする
8.翌日、代替機をソフトバンクへ返す


どうでしょうか。わかりますか。
存外複雑なのです。
問題を複雑にしているのは
代替機であるiphone 3GS とiphone4 のSIMカードの規格が異なること。
なので、普通であれば代替機を借りるときに入れ替えればすむところのSIMカードを、
破棄して、修理後に新しい物を受け取る、ということになるのだ。

こいつぁなかなか厄介だ。


問題をめんどくさくしているもうひとつの要因。
それは、iphone が素晴らしいスマートフォンであるがために
実に様々で超重要な情報を、たっぷり保存してある、という点。
口座番号や秘密のパスワードまで保存してる。

iphone はパソコンにつなぐと勝手にitunes と同期をとろうとする。
下手にPC につなぐと中身のデータをまるごと吸い上げられてしまう可能性がある。
ソフトバンクの店員に悪気がないとしても、そう簡単に手渡したくはない。


つうわけでデータをまっさらにした状態でソフトバンクで設定してもらい
代替機は返さないで(データが入ってるから)
家に帰ってデータを削除して、
またソフトバンクに返却しに行く、と
まぁこういうふうになるわけだ。


いやはや、七めんどくさいもんである。
「いいよもうー」
と渡してしまうことも考えたけれど
32GB のストレージにこれでもかと詰め込まれた秘密のあんなことやこんなこと、

どんな事情があろうと流出してしまうわけにはいかない。
かくしてソフトバンクショップを何度も訪ねることになるのである。
修理に出すとき、代替機を借りるとき、
できるだけ便利な立地のソフトバンクショップを選ぶことを
おすすめする。