消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

作り手側からの、儲けへの働きかけ。

53億円のひまわりを描いたゴッホの絵が
生前たった一枚しか売れなかったことはよく知られている。
ゴッホには商才がなかった。売り込む手際や、
コミュニケーションスキルに著しく欠けていた。
稀代の天才画家はひたすら弟に金を無心し、
赤貧の中で爪に火を灯して絵を描き続けたのだ。

そして絶望と飢えの中37歳の若さで死ぬ。
ちなみに自殺説と他殺説がある。



Winnyで落として読みました。面白いです!」に悩む
YouTube見てますよ!」にどう答れば サンドウィッチマン伊達さん、悩みをブログに
「飢えて死にます」――「黒執事」作者、ファンからの「海外動画サイトで見た」メールに苦言

ヤフーニュースにこれらの文言が踊った。
漫画家や芸人が自らの絵、作品を違法に無料で楽しまれていることに
悩んでいる記事たちだ。

そこにひとつ、面白いな、と思うニュースが入ってきた。
いっそ無料で流通させ、その中に広告をねじ込んで
広告収入を得よう、という仕組みだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101117-00000107-zdn_n-inet


面白い試みだと思う。
成功したらまさにWIN WIN。誰もが笑顔になれる仕組みじゃなかろうか。

クリエイターも商才が必要になった。
哀しい時代であるけれど
時代の弊害が、また新しい時代の扉ともなりうるのだ。