消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

こいつは馬鹿だと判断できるレベル

誰かのことを
あなたの隣の人のことを
テレビで話題の政治家のことを
偉そうに命令してくる上司のことを

こいつは馬鹿だ

と判断するためには
自分が賢くなくてはならない。
少なくとも、そいつらが馬鹿であることを、
責任をもって証言できるようでなければならない。
可能であるなら証拠を示し、
数理的論理的理屈をちゃんと並べて
証明できる方が望ましい。

別にその批判対象、
判断材料の「馬鹿」に対して、
それより賢い自分を証明する必要は無い。
優れた人が上から目線でしか
評価できないとしたら、
評論家は職を失うし、
そもそも「評価できるのか」という
無駄な争いが発生する。

単純でいい。
優れてなくていい、
上位で無くていい、
ただ、あなたが、こいつは馬鹿だと、
思った心が美しい、
by みつを

だが
だが、
たが、それを判断したのなら、
結論を出せるなら、
推論であっても、論拠をロジカルに示せるなら、
それは聞く価値があるが、

それ以外は聞く気にならん。
遠吠えだ。

誰かを批判するのなら、
小馬鹿にして笑うのであれば、
せめて一つだけでも勝ってみせろ、

と、

敵わなくても批判していいんだよ、

と、

一見矛盾している提言を残して
私は週末、
ネコと寝る。