消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

人が殺される

2014年が始まったところであるが、
国内でストーカー殺人と思われる報道が続いた。
「一緒に死のう」などと言っていたらしい男が、
高齢のお婆さんを殺害した。
一人で死ね。

南米エクアドルでは、新婚旅行中の夫婦が強盗に襲われた。
夫は銃弾三発を受け死亡、
妻も重症とのことである。

幸せな旅行を襲う悲劇。
海外旅行で日本人が被害を受けるケースはここ数年、
ほぼ一定の6000件弱、あるそうで、
そのうち4500件、ほとんどを締めるのが、窃盗、強盗といった、
金銭強奪の被害だという。

金。
命よりも金が重い世界。
世界の所得は二極化し、
富裕層と貧困層の格差は広がる一方だという。
浮かれた富裕層である日本人はカモなのか。
あるいは憎しみの対象として映るのか。

身勝手なストーカー殺人でも、
金品目的の強盗殺人でも、
失われるのは人命であり、
それは戻ることはない。
寒い、世界である。