モンハンライズ、発売間近
タマミツネで三度、三落ちした夜。
ふと窓から眺めると街の灯り、…人の生きる営みの灯りが瞬いている。
…これは、警告なのでは無いか?
ふと気づく。
モンスターからの、狩られる側からの警告。
これ以上狩り続けるとどうなるか…。
「お前らも狩ってやろうか」
思っても居ない言葉が漏れる。
そうか、これは警告ではなく…示唆…。
お前らが狩る側でいられることに、何の保証もないのだ、と。
夜闇の中に儚くまたたくあの小さな灯りに過ぎぬ我々が、
「いつまで狩れると思っていたのか」
そう、俺はハンターとなろう。
増長し、素材集めに悪戯にモンスターを狩る、ハンターどもを狩る、ハンター。
モンスターハンターハンター。
貴様らの「灯り」はここまでだ。
今宵からは、俺の存在に震えて眠るがいい…!
…と心に決めたのに、弱すぎてハンターの脅威にもなれなかった男の話。