消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

Lotus NOTES 移行

これはVISTA でもなければ個人的な話でもない、
会社にてPC移行を行った際に、NOTES の移行にすこぶる苦しめられたため
備忘録として記載しておく。


旧PC から新PC への移行において、NOTES 移行は鬼門であると言える。
いくつかのDB があり設定があり
ちょっとおかしなことするとメールが全部見えなくなってしまうなどの
頭真っ白状態になることもしばしばなので
常にバックアップを心がけつつ89歳のおばあちゃんの心臓手術をするときぐらいの慎重さで
物事に当たるべきである。



NOTES クライアントのこれまで使用していた環境を、
新PC へ移行する際の肝となるのは下記ファイルである。

アドレス帳:data\names.nsf
ワークスペースの設定(開いたDBなど):data\desktop6.ndk
アーカイブ:data\archive\


この中で、信じられないことだけれどもアドレス帳の移行が一番大変だった。
なんでだ。
もっとも速攻でできるであろう作業に一番心臓を傷めた。
メールがすべて見えなくなってしまったからだ。



まず、移行作業においては
NOTES インストール、メールボックス開く(サーバからLOCAL へメールが送り込まれる)
まで進めた後、NOTES を落として置くべきだろう。多分。


ワークスペースの設定を移行
「data\desktop6.ndk」を上書きする。
これは難なく移行できた。
ワークスペースにおける、DB の配列や開いたDB を継承できる。



◆アドレス帳の移行
これは「.nsf」のファイルをダブルクリックすればいい、と教わったのだけれど
最初は数件しか移行されず
最終的にはアドレス帳が壊れてしまい、エラーを出して開けなくなってしまった。
NOTES を起動したまま行ったのも良くなかったらしい。


NOTES を落とし、
「data\names.nsf
を上書きすることで移行することができた。
ここでくれぐれも注意したい。names.nsf は初期状態のものをコピペしておこう。
やり直すことのできる人生ってのはすばらしいものだ。
これがおばあちゃんの左心房だったらと思うと背筋が凍るよ。



◆NOTES 再起動と注意点
ここでいったんNOTES を起動し、
ワークスペース設定と個人のアドレス帳の内容をチェックしておこう。

もしかするとこの時点でメールがすべて消えてて背筋が凍るかもしれない。
何かの設定を変更すると、ログイン時のログイン先が変更されてしまっている可能性がある。
会社にてDOMINO サーバに接続しているのであれば
起動時のパスワード入力画面でログイン先が「オフィス」になっていなくてはならないのだが
何かの拍子に「ローカル」などに変わってしまうらしい。

あわてず騒がず、「オフィス」に変更しよう。肝が冷えたぜ。



アーカイブの移行
これはー・・・たぶん設定とかがいるのだと思う。
でもよくわからなくなってしまった。
アーカイブしたメールは、基本「data\archive\」 の下にDB ファイルとなっているはずである。
この設定は各人で変更できるので旧環境の設定を参照。

そして旧環境と同じ場所に、「.nsf」ファイルをコピーする。


問題はここからで、そのファイルをアーカイブとしてNOTES に認識してもらわなくてはならない。

でもよくわからない。
肝心のことなのによくわからない。
私はとりあえず「今すぐアーカイブ」を行い、
その後、「data\archive\」の下の「.nsf」をリネームし、
古いアーカイブファイルをもってきてOK となった。

この作業により、今回アーカイブしたメールが消えている状態になったわけだが
尊い犠牲として目を瞑ることとした。