消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

最近お気に入りのゲームはリメイク

最近のゲームと言えば私はもっぱらニンテンドウDS である。
プレステ3XBOX やらの華々しい次世代機に対し、
ぴこぴこと小さな画面でDS である。

というのも、結婚以降当然居間のテレビは妻と共有財産となり
ドラクエ8で一日中占有する、というのも申し訳なくなった。
かといって別の部屋にテレビを買って閉じこもる、というのも
絵的に非常に空々しく寒々しい。
仮面夫婦の疑いをかけられる事態は心外である。


勢い、居間で妻とDS とネコと共に過ごすことになる。
夫はDS 妻はテレビ、というのも絵的にいかがなものかと思うが
少なくとも会話することができるし、
横目でテレビを見ていればニュースに突っ込むこともできる。


というわけで携帯できる素晴らしきニンテンドウDS ばかりをプレイすることになるのだが
最近は「星のカービィ ウルトラスーパーデラックス」と
ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣
この二本が非常にお気に入りで熱中している。


星のカービィの方はスーパーファミコンで発売され
今なおカービィシリーズ最高傑作の呼び声が高い作品。
カービィファンと言うわけでもない私には比較できないけれども
なぜか熱中してしまう魅力と面白さがある。


ファイアーエムブレムの方はさらに古く
さかのぼることファミコン時代にリリースされた第一作のリメイク。
この作品はスーパーファミコンでもリメイクされているので
二回目のリメイクということになる。
懐かしさを感じながら進めている。


本日言いたい事は、「このゲーム、お薦めだよ!」という話ではない。
どちらも昔のゲームのリメイクである、という話である。


実は最近悩んでいたのが、
ゲームが好きであるのにゲームが楽しくない、熱中できないという
「トランス消失」とも言うべき消失感であった。

DS で発売されたDS オリジナルの新作をいくつもやったが
逆転裁判」以降(これだって元々はGBA のゲームの移植だ)
全く意欲がわかずどれも飽きてしまって放置する日々であったのだった。


これはいよいよ、三十路もとうに過ぎてゲームからの卒業を迎えつつあるのか
と寂しく感じつつあったが
気持ちの上では全然終わるつもりになれない。

ゲームがやりたいけれどもゲームがつまらない
という強烈なジレンマの中をブレイクスルーしたのが
過去の(しかも10年以上前の)名作のリメイク。
この事実をどう捉えればいいのか。


私がおっさんになって新しいゲームについていけないだけ、
ということなのだろうか。
ではゲームはもはや「10年前のゲーマーが楽しめない方向へ」進化している
ということだろうか。

ここは謎であり結論が出せない部分である。
昨今のゲームだって私はわくわくして手に取り胸膨らませてプレイしている。
そして数日で飽きてしまう。

社会人になり時間が貴重になりあほみたいにゲームに費やすことが出来なくなったのも
関連しているといえるだろうか。


原因がどこにあるのかはわからない。
とにもかくにも望むのは、大人の私でも楽しめるゲームを作って欲しい、
というただそれだけである。

だって俺はもう「暗黒竜」を倒したことがあるんだから。
倒したのにまた祖国解放のために戦っていることがどうしても釈然としないのだ。


塊魂バイオハザード4も熱血応援団もビューティフルジョーも楽しかった。
だからきっとまだ私の心にはゲーマーの魂が残っているはず。
新しい敵をくれ!