消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

日本の「子供連れ去り問題」

最近子供を気にしているせいか子供関連ニュースによく目がいく。

米国、英国、フランス、カナダ4カ国の駐日臨時代理大使・公使らが21日、
都内の米大使館内で記者会見し、
これらの国の国民と国際結婚した日本人が離婚後、
日本に子供を連れて帰る問題が深刻化していると明らかにした。
その上で、国際間の子ども「連れ去り」トラブル解決を目的としたハーグ条約
署名していない日本に対し、条約批准を求める共同声明を発表した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009052100954


国際問題化しているとは驚きだ。
日本に連れ帰る、という行動から、
「外国人男性と結婚したけれど別れた女性」の傾向じゃないだろうか。
離婚後、母親が親権を持つ傾向があるだろう、という偏見からの類推だけれど
正しいだろうか?


これは一方で、日本人の純血種が、ほんのちょっとずつだけれど減っていってる
ということをあらわしている、かもしれない。そんなことはないか。


国際結婚の難しさを顕しているだろうか?
そうとばかりも言えないな。


どの先進国も、出生率低下が社会的に問題である、という背景だろうか。
そうとも書いてないし……。


子供は誰の子か、という根源的な問題かもしれない。
プラトンだったら「国家のものだ」ってことになるだろう。
国家が子供たちを集め、管理し、教育選別すべきだというあの理想を
私はまだ忘れられない。

子供は誰のものか。地域、社会のものだろうか。
かつての日本ではそうであった。
一夫一妻制が欧米のキリスト教化と供に入ってくる前
いや儒教が入ってくるもっと前

日本の部落は夜這い文化で、生まれた子供は集落の子供、みんなで育てる、という
なんかちょっとヒッピー・ムーブメントを思わせる制度が普通であったらしい。


子供は誰のものか。
どこから産まれどこへゆくのか。
謎だ。子供。なぜ俺の「中」に生まれないのか。
子供が欲しいと思えないのか。