消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

楽天KOBO のこと~使い方編~

KOBO について、小難しいことは特に無い。
ただE-INK リーダを初めて使うことも含め、
最初は非常に「なんだこれは??」とと惑わされる。
なんてことはない、タッチの感度が悪かったりOS がこなれていないだけなのだ。
時折操作で固まることもあったから、
そういう時はシャーペンでもって本体裏側の穴のリセットボタンを押すといいだろう。
どうやらこのリセット、単なる再起動みたいで、
設定等が失われるということはなかった。


■初期設定編

別に私があれこれ書くことでもないので、Google で調べてしまえばいいことだ。
(PDF の最適化について書いておきたいのでこのブログを書いている)

初期設定はえらいこと簡単なのだが、
一方で、開封してすぐに使えるものではない、という点が
わりと面倒なシロモノにしている。
楽天ID の登録が必須なのだ。
ということは、インターネット環境が必ず必要であり、
楽天ID の取得が必ず必要、ということだ。

これは厄介な点であるが、致し方ないことでもあろう。
楽天はきっとこのKOBO を、原価ギリギリ、
相当な破格で世に出しているのだ。
電子書籍楽天の利用、
そういったところで回収することも含めての値段設定であるはずで、
そう思うのは、あまりの値段の安さもそうであるけれど
間違いなく巨大なライバルである、AmazonKindle に勝つために
いくつもの対抗策を講じなければならないからだ。

ということだから楽天ID くらいは素直に登録してあげるとして
皆さんが注意しなくては行けないのは、
だから、KOBO を購入してそのまま友人知人、家族や祖父母にプレゼントするのは
ちょっと待ったほうがいい、ということだ。

設定をして、幾つかのPDF を入れておいてあげるくらいの
優しさがあった方がいいだろう。

それから、もう直ってると思うが、
楽天ID を日本語、つまりアルファベット以外にすると
登録できないという不具合があった。

私は、KOBO のために捨てID ともいうべき、使う予定の無い楽天IDを登録した。
その際はアルファベットのみとした方が無難だろう。

KOBO 初期設定でやること
Wi-fi でつないでやるか、PC にソフトをいれて設定するか選ぶこと
・おすすめはPC 接続。E-ink のデバイスWi-Fi 接続設定、結構めんどうだ。
・それに、PDF を入れるためにどうせPC につなぐことになる、と思うから。充電もPC だし。
・PC にKOBO 用のソフトを入れる。すごく出来の悪いitunes みたいなシロモノだ。
・そいつをインストールしたら、KOBO をUSB でつなぎ、KOBO の画面に従ってタップしていく
・タップの感度は悪い。押せてないことも多いので丁寧に進もう
・ちょびっとタップを進めたらPC 側で楽天ID を入力、楽天に接続することになる
・そこまでいけば初期設定完了。ひとまず、プリインストールされている「走れメロス」でも読んでみよう

KOBO の使い方
・使い方マニュアルが入っている。紙でも入ってるが、KOBO の中にも内蔵されている
・使い慣れないデバイスなんだから一通り読んでおこう
・大した量じゃない、大してできることなんて無い
・正直使いにくい。慣れだろうから慣れるしか無い。ってあんま役にたたないブログだな、これ

■PDF の入れ方、オススメの方法
こはちょっとは役に立つことを書くが、現時点ではKOBO はPDF に向かない、と私は判断する。
なので、PDF をCBZ 形式に変換することをおすすめする。
ここで「変換!? うわ嫌だ、面倒!」とならずに聞いて欲しい、
ソフトをいれれば一発で変換してくれる。難しく考えることはない。多分。

簡単に手順を書くと
・(最初だけ)ChainLP というソフトをパソコンにインストールする
・(最初だけ)ChainLP の設定をし、KOBO に最適な変換書式にしておく
・出力形式に「CBZ」を選び、ChainLP のある画面、ChainLP のバッチ機能に、PDF ファイルをドラッグ&ドロップ
・結構時間かかるが、KOBO に最適なファイルに変換してくれる
・この変換後のファイルをSD メモリーカードか、KOBO へ直接コピーする
KOBO がファイルを検知し、KOBO で表示してくれる(結構時間が掛かる)

■PDF をオススメしない理由(変換する理由)
以下の、ほとんど不具合にしか思えない現象が出たので、薦めない。
・PDF のページの右半分が変わらない。半分ちょん切れた状態でページが変わる。読めないよ(容量がでかいとなるらしい)
・PDF ファイルの下にページ数が常時表示される。消せない。
 → それだけならいいかもだけれど、これ、PDF のページに重ねて表示されるのよ。
 → つまり、下一行の文字が消えちゃうの。下の部分が空白の本ならいいけど、これはねぇ・・・

■ChainLP のインストール
PDF ファイルなど、いろんなファイルをいろんな形式に変換してくれる、
めちゃくちゃすごくて素晴らしいソフト。
こういうのが無料で配布されていると、本当に頭を下げたくなる。

正直、インストールはそんなに簡単というものではない。
でもぜひ頑張って欲しい。最初だけだから。
↓ そして、私は説明が面倒なので、下記を参照
http://scanbooth.jp/2012/08/kobo-optimization/

※ 上記は、「小説をKOBO に最適化する」方法で、
マンガの場合は別の設定がある。
なのでインストールや使い方を見た上で一回このブログに戻ってきてください。


KOBO に最適なChainLP の設定
最適、と感じる設定は人それぞれであろう。
だから、いくつか試してもらいたい。
ChainLP で設定できる項目はたくさんある。
いくつか種類を作って自分の好み、あるいはその本にあってるものを
選ぶのだ。

試し方としては、マンガと小説、それぞれ1冊ずつ、
見え方の確認をするファイルを選ぶ。
小説はなんでもいいが、マンガは、スクリーントーンを多用した、
多少繊細な絵が多いものの方がいいだろう。
私は敢えてカッコつけてつげ義春で確認した。
ワンピースとかドラゴンボールのような、
くっきりとしてわかりやすい線のマンガだと、
違いがわかりづらく最適設定を判断しづらいと思う。

私が行ったKOBO最適設定は、上記のChainLP インストール手順内の方法に対して
○小説:本文ボールドあり、ガンマ補正あり
○漫画:本文ボールド無し、ガンマ補正無し、シャープネスは無しとしてるがいれてもいいかも
とした。
本文ボールド、ガンマ補正は、
文字を濃くしてくれて読みやすくしてくれるのだが、
絵、スクリーントーンを潰してしまうので、
全体に暗くなってしまい、線も見えなくなってしまうのだ。

設定さえ決まればINI ファイルを保管しておき、
ChainLP バッチを使って、大量のPDF を任せっきりで変換してくれるのである。
・INIファイルとして設定の保管方法:編集 → 設定の別名保存
・バッチでほったらかしで変換する方法:ツール → Batch LP 起動、Profileに先のINIファイルを指定、出力形式をCBZに。

この変換、iPhone なんかで読むときも結構いい感じで、
小説は少なくともまんまいける。
iPhone の容量削減になるのでおすすめしたい。


■困ったときは
本体裏の穴にシャーペンを突っ込んで、「リセット」
他の方法があったら随時追記していくが、できることはすくないだろう。