消えかかる記憶の寝言3

渡るつもりなんてなかったのに、人生常々渡り鳥。カトウリュウタの寄港地ブログ。

感想文

「エルミナージュ2」/PSP ゲーム(その1)

エルミナージュ2 にドはまりしている。 現在プレイ時間80時間。ついにモンスターハンターP2G のプレイ時間を超えてしまった。 それにしても、PSP というのは長持ちするゲームが多いというか はまるとなかなか抜け出せないと言うか ニンテンドウDS、Wii、プレ…

This Is It / Michael Jackson

King of Pop 最後のステージが劇場公開された。 本人が最後の公演と断言していたロンドン公演のリハーサル風景がまとめられている。 おそらくはロンドン公演のセットリスト順に曲を並べてくれているのだろう。 スタートは「スタート・サムシン」だった。 マ…

アニメ「けいおん!」に対する批判

「けいおん!」は女の子による、軽音楽部復興(?)アニメ。 「咲」はほぼ女の子による、麻雀部活アニメ。 全く舞台が異なれど、これらの中身はほとんど全く同じに見える。 萌え系女の子。 天然、ツンデレ、幼女などの属性別キャラ設定。 そして、一番批判し…

スローンとマクヘールの謎の物語/ニンテンドウDS

最近地味に面白いゲームがこれ。 地味すぎて面白いと言ってよいのかどうなのか疑問だけれども ちょっとしたぽっかり浮かんだ雲のような時間に ちょこっとだけいじくる、という時間の隙間に入り込んでくるゲームである。 古い映画館の雰囲気と あっさりとした…

クレイマー・クレイマー(米映画)

映画「クレイマー・クレイマー」を見た。 もちろん粘土人形クレイアニメ、 「クレイマン・クレイマン」と間違えたのである。 そういえば同じ間違いを昔もしたのを思い出した。 ただ、前回間違えた時は視聴しなかったので 今回は視聴することにした。 いつ泥…

「青ひげ」/カート・ヴォネガット

SF 作家としてむしろ有名なヴォネガットの代表作。 以前読んだSF「タイタンの妖女」も代表作。 「タイタンの妖女」にかんしては、 その作品に感動した爆笑問題の太田光が自らの事務所を名前を 「タイタン」とした、という逸話がある。 この「青ひげ」にはSF …

「ぼくらの」鬼頭莫宏

鬼頭莫宏原作のSFロボット・アクション・コミック。 を原作として2007年、テレビアニメ化された。 そのテレビアニメの評判を聞いてツタヤで借りてみた。 レンタルDVD 全12枚、全24話。 私が借り始めた当初は5枚程度しか出ていなかった。 完結編まで長い道の…

バッファロー'66/ヴィンセント・ギャロ

98年のアメリカ、ミニシアター系映画。 ミニシアターとは知らなかった。 私の中では「タクシードライバー」「パルプフィクション」と同系列の ドラッグムービー。 いや、ドラッグ出てこないんだけど。タクシードライバーも。 この映画は純愛映画である。驚く…

「天元突破グレンラガン(第二部~第四部)」GAINAX

全27話。DVD で9巻。長い戦いが終わった。 長かった。 「エヴァンゲリオン」で有名なGAINAX の熱血ロボットアニメである。 2007年放送。 面白さ、人に薦められるか、では否。 しかしもう一回見てもいいような、そういう不思議な魅力はある。 かなり不思議な…

「ウルトラヘヴン」小池 桂一

手塚治虫賞を最年少で受賞した小池 桂一の漫画。 多くの薬物の合法使用が認められた近未来で、 それでも刺激を求め違法薬物に手を染め続ける デカダンな青年「カブ」を中心に ドラッグ体験と脳内世界をヴィジュアライズに描く超力作。 宣伝文句は「ペーパー…

「天元突破グレンラガン(第一部)」GAINAX

「天元突破グレンラガン(第一部)」GAINAX 普段は作品レビューするときは一応物語完結までいたってから書くのだけれども 後から知った情報によると本作品は四部構成となっており たまたま借りてきたところまでで第一部が完了したので 部単位でちょっと書い…

「恐怖!キノコ男」映画

人生が無駄と無意味の集積であることは良くわかってるつもりだけれども さすがに神様に謝りたくなった。 「神様、あなたに与えていただいた 人生という貴重な時間をドブに捨ててしまい申し訳ありません」 私が神だったら確実に天罰を与えるわね。 「そんな映…

「逆転裁判3」CAPCOM

三部作、といわれる作品の最終章をついにクリアした。 長かった。 まず、作品満足度、お薦め度を星であらわしてみるとー ★★★☆☆ うん、まぁ三つ程度かな……。 この「3」が最高傑作といわれているけれども 私個人は「2」の方が面白かった。 シナリオの出来の…

『28日後』監督:ダニー・ボイル

『28日後』監督:ダニー・ボイル ★☆☆☆☆ つまんなかったです。 評点の★ひとつは冒頭の無人のロンドンの町並みの映像。 この映画の感想を長々書いたのだけれど まとまりが悪くなったので簡潔に。 「ゾンビ映画を観たかったのにゾンビ映画じゃなかった」 もうひ…

押忍!闘え!応援団/任天堂

押忍!闘え!応援団 燃えろ!熱血リズム魂~押忍!闘え!応援団2 ともにニンテンドウDS 専用ソフトである。 ついにクリアしたので、腱鞘炎に痛む右手を押さえながら こうして感想文を書いている。 実に激烈に熱血するゲームであった。 大満足の一作である。…

「蟹工船・党生活者」小林多喜二

「蟹工船・党生活者」小林多喜二 かつて日本がこうであり それは江戸時代とかの遠い昔ではなく 戦前戦中という「わずか六十年前」という事実に 改めて驚愕させられる。 「自由」という言葉がいかに新しい風であるかを痛切に感じさせられる。 そういう意味で…

シド&ナンシー

セックス・ピストルズの伝説的ベーシスト(?) シド・ヴィシャスの生き様を描いた映画。 「ヘドウィグ・アンド・ザ・アンルリーインチ」みたいなのを期待していたけれども 悲しく切なく腹立たしいほど青いジュブナイルでありました。 生き様そのものがパン…

エコール

ロリコン映画の最高峰と絶賛され、 妖しくも美しい少女の無垢さを描いたフランス映画。 下記賞を次々と受賞している。 2004年サンセバスチャン映画祭新人監督賞 2004年ストックホルム国際映画祭最優秀作品賞、最優秀撮影賞 2005年ゆうばり国際ファンタスティ…

ゲゲゲの鬼太郎 2008

春の嵐に起こされて、 日曜日の早朝のアニメを見る機会を得られた。 リニューアルアニメが多い中で ゲゲゲの鬼太郎もまた、コンスタントにリニューアルされてきた アニメである。 実に5回ものシリーズが組まれている。 その度に世相を大きく反映したアレンジ…

「プーネコ」北道正幸

猫を飼い始めたので、 猫に関する書籍や日常を描いたマンガを買い始めた。 少しでもやつらの生態に近づけるように。 特に、変に擬人化したりせず、 日常を客観的に、あるいは主観的に描いたようなコミックは、 「猫と生活する、というのはいかなる行為なのか…

ブルーマングループとゼリーとネコ

昨年12月から、ブルーマングループが来日している。 そしてサラリーマンのような通勤スケジュールで 公演を行っている。 ほとんど毎日。 「音楽ライブ」のつもりで出かけたのだけれど、 実際はミュージカルというか、吉本新喜劇というか、 「舞台」だった。 …

「さくらん」

映画、さくらん。 土屋アンナの主演で話題になった、はずの、 今をときめく漫画家、安野モヨコ原作の映画化。 安野モヨコのファンであったので、公開当初に見に行きたいと思っていたものの、 気を逸し続けてついに先日、DVDで観覧できた。 驚くべき駄作で…

「ガダラの豚」中島らも

「ガダラの豚」中島らも 三分冊となる長編作品。分冊がそのまま、三部作の様相を呈している。 既に故人となっている作者の、代表作と見て間違いないだろう。 ぎょっとするほどの力作である。 日本推理作家協会賞受賞。 どのくらいぎょっとするかというと、 …

「七回死んだ男」西澤 保彦

一日を、午前零時から九回繰り返すという不思議な体質を持つ高校生が主人公の、推理小説。 つまり、多分にSF 的要素をもった推理小説であるのだけれども、 内容に非リアリズムな面がない。 つまり、「たまたま、同じ日を繰り返すけれども、現実的な手法で解…

転がれ!たま子

ものづくりをする人間は、 それが世に出されるものならば、 「ぐ」 と手ごたえを感じるポイント、 いわゆる「ぐっとポイント」というものがあるものである。 たった一行の表現のために小説を書く人間さえいる。 ぐっとポイントは、それだけで、表現に突き動…

「落下する夕方」江國香織

多分、丁度僕らの世代ってのは、この辺なんだと思う。 江國香織 吉本ばなな 村上春樹 村上龍 つまり、この辺が中心で、 あとは原田宗則とか山田詠美とか宮本輝、えーとそれから ・・・よくわからないな、体系立てて読んだ事がないから。 とにかく、中心地に…

「レイトン教授と不思議な町」ニンテンドウDS

【商品】 ニンテンドウDS 対応ソフト オフィシャルサイトはこちら↓ http://www.level5.co.jp/products/layton/index.html 【概略】 英国紳士の主人公、レイトン教授が弟子を伴って 謎多き(そしてナゾナゾ多き)町を訪れる、というストーリー。 大富豪の遺産…

「いけちゃんとぼく」西原理恵子

テレビにて、「絶対泣ける物語ベスト3」の 堂々の一位に選ばれた西原理恵子の絵本。というかマンガ。 西原理恵子ファンとしてはチェックせねば、と思い読んでみた。 泣けなかった。 これだったら全然「ぼくんち」の方がぐっとくるし 「ゆんぼくん」の方がき…

「アフターダーク」村上春樹

小説は文庫で読む。小説に限らず、本は文庫サイズを好む。 ふらっと立ち寄った書店で、さりげなくアフターダークが文庫化しているのを発見した。 村上春樹の、確か海辺のカフカの前の作品・・・ と思ったら、海辺のカフカの後の、現在における最新長編という…

喜びは創りだすもの~ターシャ・テューダー四季の歌/NHK

米国のみならず、世界のガーデニストから絶大な賞賛と羨望を集める、 ガーデニングの達人(というか仙人) ターシャ・テューダーの庭に、NHKのカメラが入った。 庭、というよりは森である。 北米のどっか北のほう、 東京ドームうん十個分(いい加減この比較…